フリーランス仲間からIT導入補助金ってのがお得だよっていう話を聞いたので調べてみました。

パソコンも一緒に買えるインボイス枠ってのがよさそう
個人事業主も対象になる
GビスIDの取得が必要だけど簡単にとれるらしい。
SECURITY ACTION っていう宣言も必要だけど、これも一つ星なら簡単。
ITツールはどれでもいいんじゃなくて決められたものの中から選ぶ。
私の場合、必要な会計ソフトを選んで、それを使う前提としてのPCも同時に購入すると補助金が出るらしい。
補助率はITツールで3/4(50万以下)でクラウドソフトの場合2年分まで買える。
パソコン等ハードウェアは1/2で10万円以下。
直接購入&補助金申請ではなく、仲介してくれるIT事業者ってのを選ばないといけない。
そのIT事業者からツールやハードウェアを購入する必要があるとのこと。
と、ここまで見るととてもおいしい話に見えたので、私が必要な会計ソフトを取り扱ってくれそうなIT事業者のある会社に問い合わせてみました。
思ったよりは制限があって、
なんかその事業者指定のツールの組み合わせにしないとお得度が無いとのこと。
指定のツールにはfreeeとかあるのでまぁ問題は無いだろう
パソコンは指定のお店で売っているものならどれでもいいらしい。
指定のお店は有名なネット店なので全く問題なし。
で、見積もってもらいました。
結果、そこまでお得とはいいがたく4万くらいだけはお得になります。
でも、辞めよって思いました。
理由は、
その時、やよい青色申告オンラインのベーシックプランの無料期間で使用中でした。もうすぐ終わる頃だったのでベーシックプラン(年17,250円)かセルフプラン(年10,300円)で契約しようと思ってました。
で、そこから例えばfreeeに移行したとします。
補助金の方はスタンダードプラン(年23,760円)で見積もってます。
これを補助金の出る2年間使って、その後はやよいよりはかなり高くなるのでfreeeのスタータープラン(年11,760円)にするとします。
まず今のやよいからfreeeへ移行する手間は考えないとしましょう。
freee自体は機能が高そうなのでやよいから移行してもよいかなって思ってました。
でも、freeeのスタータープランはちょっとしょぼく、メールサポートがあるのはいいんですが、領収書のアップロードが月5枚までとか、なにより消費税の申告が出来ないってのが厳しいのではないかと思いました。私インボイス登録業者なので。
また、最大の理由ですが、
選んだ会計ソフトに加えて会計ソフトより高いIT事業者の余計なサービスをつけらされます。合計10万円になりました。
それを含めて75%の補助がでるってことになります。
パソコンの方は50%の補助で最大10万円ってことなので、20万円(税抜)のものを買うのが一番効率が良く半分の10万円が補助となるのでかなりお得度があります。
ざっくりとした費用は、
ITツール 10万円 補助7.5万円 差し引き2.5万円の負担
パソコン 20万円 補助10万円 差し引き10万円の負担
つまり30万円のツール、PCを購入して補助は17.5万円でます。
加えて30万円に対する消費税3万円は必要です。
つまり自己負担額は15.5万円ということになります。
ITツールはやよいを使い続けるとしたら2年で20,600円
すると22万円程度のパソコンが13.5万円で買える計算。
お得度は8.5万円。
まぁお得ですよね。
ちなみに、余分なサービス除いてITツールを5万円くらいにしたら逆に高くなるマジックです。
つまりIT導入業者が儲かるようにできているんですね。
公金チューチューまではいかないにしてもなんだかしっくりこない。
ってことはおいておき、
ただ、2年後にFREEEに移行しているので毎年23,760円。やよいにくらべて1.3万円高い
サービスの違いはあるにせよ元を取るのに6年。
思ったほどじゃないけどまぁお得だねって結論
デメリットは
やよいに慣れてきたのにfreeeに移行することによる覚えなおし等の手間
今まで行ってきた仕訳の移行
パソコン(ハードウェア)は指定店から選ばないといけないという縛り
の3点かなって思いました。
私的にはfreeeの方が高機能っぽいので移行はがんばってみようって気になってますが、
パソコンが決められてしまうのが痛いです。
もちろんパソコンはやめて、プリンターやスキャナ、タブレット等で20万円程度にするって手もありますが、
プリンターは買い替えたいと思ってますがせいぜい3万程度。
スキャナはプリンターについているし、ADFが必要なほど大量にスキャンしないし。
タブレットもせいぜい10万程度。ちょっと20万には届きません。
なので、パソコンしかないんですが、昨年経費でミニPC買ってるし、出先で使うノートPCも以前から持っているのを使ってるんで特に必要なハードもないから辞めよって思った次第。
やはり申請
ところが、家族のPCの買い替えの話が出てきて急遽方針転換。
私のノートPCを家族に使ってもらって、私が仕事で使うノートPCをこの補助金で買えばいいんじゃないか?
って思った次第。
結論を言うと、申請が通り無事補助金がもらえることになったんですが、振り返ってみると申請はしない方が良かったかなって思いました。
理由は申請の手間が結構面倒だったってことが一番。
その次がfreeeの使い勝手があまりにも弥生と違い過ぎて戸惑いが多いことが二番。
購入したノートPCが欲しいものが選べなかったということが三番。
という感じです。
まず、申請の手間ですが、選んだIT導入業者さんがアドバイス等してくれるんですが、結構面倒でした。何度も手戻りが発生しましたしね。
あとfreeeですが、まぁこれは慣れの問題でしょう。やよいにようやく慣れてきて最初の確定申告を終えたところだったので、これからfreeeに変えるというのもやよいであったあの項目はfreeeだとどこ?って感じで戸惑うことが多いですし、何よりやよいの無料期間が終わってからfreeeが使えるまでのラグが結構あったのでその間の請求書発行とか記帳が大変だったってこともあります。
最後にPCですが、デスクトップはあるので必要なのはノートPC。
現役最初の頃はSUNを使ってたような古い人間なので、キーボードはUS配列じゃないとダメなんです。
ノートPCなのでUS配列ってのがかなり少ない。SurfaceにしてUS配列キーボードカバーっていう手があったけど高すぎたのかUS配列キーボードカバーが無かったからかであきらめ。
唯一ラインナップでUS配列のノートPCがあったのがLG gramだけ。しかも高くて重かった。
どうしようかな?って考えたらMacがありました。
MacBookAir13 M4モデル メモリ24GB SSD512GBが税込み224,800円という非常に良い価格帯。
考えてみればfreeeはクラウドなのでWindowsだろうがMacだろうが関係ありません。
MacBookAirは2011年モデルを持ってたんですがさすがに今は使っていません。1kg切ったら買おうとは思ってたんですがなかなか切らず。。。
用途としてはWindowsである必要もないのでMacで良しと!
で、先日ちょうど届いて久しぶりにMacOSに触れているところです。
Windowsに慣れた身なのでちょい面倒。

ということで、PCは本当なら1kg切るくらいのWindowsノートにしたかったんですが、まぁM4Macで文句言っちゃダメでしょってことですね。最近はクラウド系が多いので昔ほどMacだからって制約無さそうだし。
補助金で買ったおかげで補助金だよっていうシール貼られちゃってちょい不細工になったのは仕方ないですが。
あとは、補助金をもらった以上、実績報告とか色々とやること等ができちゃったのでその面倒さがどうかってことですかね。これはこれから実感していくでしょう。
と、振り返ってみれば数万の為に増えた手間の方が大変だったかなとは思います。おそらく次同様なものがあっても申請しないかな。面倒すぎです。
